教育 / Education

理論ライト

”意見や理論は懐中電灯の様なもの、対象をどのようにして見ればいいか光を照らしてくれる。
しかし、見えないままの部分もある”
(佐野,2012)

※佐野大樹(2012)システミック理論におけるテキスト分析

濱田の方針

心理学者は人の心について様々な理論ライトを提供できる。
人の心理について「ライトの角度が変われば、何が見えるかも変わる」ことの楽しさや驚きを共有していきたい。
学生にはいろんな理論ライトを持とうとすることや、持っているライトの明るさを高めるなどの努力を促せれば良いなと思います。

ゼミ活動

Q1:なぜゼミ、卒業研究を行うのでしょうか?

A1:「研究プロセスの経験を通じて、問題発見・解決能力を養うため」と個人的には考えています。
大学卒業後は正解のない課題や仕事に取り組むことになります。
その時にとりわけ重要になる問題発見と問題解決の能力。
これらを養うために、主に以下の二つのスキルに焦点を当てる。

  1. 論理的思考:心理学は目に見えない現象を研究するので、論理的に実験計画を立てたり分析結果を解釈することが必須となる。つまり、心理学の研究は論理的思考を鍛えるトレーニングになる。
  2. 他者に伝える力:研究成果は他者に伝えないと自己満足で終わる。研究の価値は他者にどう伝えるのかで変わってしまう部分がある。卒業研究の発表に向けて、発表資料の作り方や説明の仕方を学ぶ。

Q2:どのような学生に来て欲しいですか

A2:有象無象が何かに気づいて、そこから脱却しようとする人
研究発表とはつまりは差別化
 ・自分の研究は、過去の研究と何が違うのか(縦の差別化
 ・自分の研究は、他の学生、他の研究者と何が違うのか(横の差別化

縦と横の差別化ができないと有象無象の仲間入り。
もちろんそれで良いと思う人もいて、そのような人達を否定する気はありません。
しかしながら、実際に私が学生の卒業研究を指導してきたことを通じて、自分の卒業研究の価値を高めるためには、有象無象でいることの危機感とそこから脱却しようとする姿勢が重要だと思います。
濱田ゼミでは、上記の論理的思考と他者に伝える力を軸にして、他者との差別化する力を身につけます。

Q3:卒業研究はどのように進めるのでしょうか?

A3:週一のゼミと個別ミーティングで進めていきます。
個別ミーティングは春休み、夏休みにも、少なくとも月一の実施を推奨
卒業研究は主に以下のようなプロセスで行います。

  1. 先行研究の調査:問題発見と縦の差別化のために行います。
  2. 研究計画の立案:仮説を立ててそれを検証するのに最も妥当な実験・調査方法及び分析方法を決めます。
  3. 実験・調査開始:本実験・本調査を始める前に予備実験・予備調査を行います。
  4. データ分析:自分が立てた仮説・結果の予測と一致した結果であるかを確認します。
  5. 結果の解釈:得られた結果は仮説を支持するのかどうか。支持されない場合はなぜそのような結果になったのかを考察します。
  6. 卒論執筆、発表:縦と横の差別化を意識して、他者に伝えることを実践します。

Q4:研究テーマの選択は自由にして良いでしょうか?

A4:はい、基本的には自由に選択していただいて大丈夫です。一方で、濱田からいくつかの研究案のリストをお渡しします。リストの中から選択していただいても構いません。
また、卒研として実際にやれることには制限があるので相談していただければと思います(例えば、「神経活動を測定したい」となっても機材がないです)。

これまでのゼミ生の研究テーマ(抜粋)

  • パーソナルカラーの有効性の検討
  • 文字情報が味覚に与える影響
  • 整形した顔は良い顔なのか?ーファッション・メイク行動との関連ー
  • 性格特性とブランドの関係が及ぼすブランドへの印象の検討
  • 大学生のインターネット依存と不安ー心理的居場所感との関連ー
  • 性格の悪さが同担行動に及ぼす影響
  • クズ男に惹かれる傾向と自己肯定感との関連

2026-02-17|
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